沖縄本島、慶良間のダイビングポイント紹介

沖縄本島と慶良間諸島のダイビングポイントの旬をご紹介!

今年、大丸というポイントがブレイクしそうかも。

慶良間でも一番手前の前島にある大丸というポイント。

別名、サンチンと呼ばれることも。

その名も、チンアナゴが3本しかいないなんて揶揄されたポイントだったり。

 

まあ、海が時化ていて、

慶良間まで一気に船を走らせるのがちょっと厳しいときに、

とりあえず手前で一本潜っとく?ってときに使えるところ。

 

で、近年の話だけど、浅場のサンゴが超復活。

なぜか前島って、この大丸もそうだけど、裏側のパライソも、

すごい勢いでサンゴが復活してるのだ。

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サンゴもりもりといえば、定番のテングカワハギも、

すぐに見つけることができちゃいますよ。

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あとは冬場のみとなりますが、

コブシメがフィーバー。

多いときは5、6個体を一気に見れちゃうことも。

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それと、たまにうっかりウミガメに会えちゃうことも。

きっとどこかにカメの根があるのかも・・・。

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で、最後はほんの数日前に初めて見たスカシテンジクダイの根。

根というよりも、もはや巨石。

これはミゴタエありますな。

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いや~、もはやメインポイントとしても使えるくらいのボリューム。

北西風がしばらく強いときに、

グルっと南回り(遠回り)までして唐馬浜に連日入るくらいなら、

この大丸でサクッと一本潜って、最後は運瀬という選択肢もありだな~。

 

ウチザンのクダゴンベ

噂には聞いてたウチザンのクダゴンベ。
ようやく会うことができましたよ。


2017.7.25 慶良間諸島・ウチザン・水深22m

なかなか沖縄ではお目にかかれないクダゴンベ。
それが、このメジャーなポイント、ウチザンで見られるとは。

まあ、以前から出てくることがあったみたいだけど、
あまりのイソバナのワシャワシャっぷりに尻込みしてましたが、
有力な情報があったので念入りにチェック。

って、実はすでに他のガイドが写真を撮っていたので、
確信をもって探したら、ちゃんといましたよ〜。
しっかし、この場所、サラッと見るくらいでは見つけきれませんな〜。

ただ、このウチザン。
小物ネタだとハナヒゲウツボに並ぶツートップになりうる存在かも。

いや〜、このウチザン、大物はロウニンアジからマンタまで。
マクロまでもがこのレベルの高さ。
ほんとスゴイ、ポイントだと思います!

ジンベイザメポイントでギンガメアジのトルネード!

沖縄本島中部、読谷村にあるボートで5分のポイント。
ジンベイザメを保護している生簀の中でのダイビングをするところなんですが、
なんとこのすぐ間近でギンガメアジの大群がいるじゃない!?


2017.6.17 沖縄本島読谷村ジンベイザメポイント

その数、1000匹近くはいそうな感じ。

といっても、我々は生簀の中から見ているので、
この群れに突っ込んでいくこともできない。
この群れが一体どのくらいの規模なのかは分からないのだ。

で、これがたまたまの偶然なのか?
と思ったら実はそうでもなかったり。
毎年、このぐらいの時期にこういった光景が見られることも。

ま、ジンベイザメだけでなく、
こやつも見れたら超ラッキーということで、
その可能性も考えて、たまに生簀の外に目を凝らしてみるのもいいかもな〜。

久々にチシというポイントへ

夏のお昼休憩ポイントでもある、
座間味島の北、チシに久々に入りましたよ。
チシ、「至死」ではなくって、「知志」という字。
なんとなく頭が良くなりそうな感じがしませんか。

で、ここのメインはなんといっても大洞窟。
正確な表現でいえば、上部は空いているので、
クレパスということにはなりますが・・・。

かなり大きな洞窟で圧迫感は全く無し。
奥まで行くと行き止まりにはなってますが、
ちょうどこんな感じに水面からの光が差し込んで、
まるで心が洗われるかのような気持ちに。

あとは洞窟の定番、イセエビですな。
沖縄ではちょい小ぶりなカノコイセエビということになりますが、
ほぼ確実に見られるかと・・・。

それと、時期になるとその幼魚が洞窟を埋め尽くすハタンポ。
この時期なので、まだまだ数は少ないけど、
ちゃんとライティングできれば、なかなかな写真も狙えますね。

最後は洞窟の中ではないけど、
その近くの浅場にいるモンツキカエルウオ
ダイバーに人気の魚ですな。

こやつの鼻毛までくっきり撮れれば、
思わずガッツポーズってね。

で、この大洞窟、モンツキカエルウオを見れば、
だいたい1ダイブの目安でもある40分が終了する。
まあ、ハジメテこのポイントに潜るダイバーの方ならいいけど、
2回、3回潜ったことがあるダイバーをガイドするのは、
我々インストラクターの間ではちょっと厳しいと言われてたり〜。

ま、海況のいい夏の慶良間で、
2、3日連続で潜るようなことがあれば、
ほぼ確実にこの知志が入ることは間違い無しかもね〜。

ぼちぼちレッドビーチも店じまいですな。

沖縄本島屈指のマクロポイント。
レッドビーチ。

金武の名護湾にあって、北風にめっぽう強い。
ただ、南風になると風波があたり、ウネリも入り、
透明度も激悪になるので、
まさに冬限定のポイントってところ。

沖縄ではもうそろそろ北風から南風に切り替わる時期。
それにともなって、ここで潜るのも難しくなるんですよね〜。

ということで、今月頭にじっくりたっぷり100分オーバーで潜ってきたので、
そのときの生物達をご紹介ってね。
ちなみにウミウシが有名なポイントではあるけれど、
あえてそれを除いた、魚、甲殻類をご紹介ってね。

まずはここ最近、居ついているっぽいカエルアンコウ

ビーチでカエルアンコウが見られるってのは、
ちょっとお得感があったり。
まあ、伊豆では普通であったりするけど、ここ沖縄ではレアものなのだ。

次はタンザクハゼ。
これこそ、このレッドビーチ以外で見ることはない。

まあ、いくらレアといっても、
見た目があまりに地味すぎる。
そして、非常にナーバスなのですぐに引っ込んでしまうのだ。
さらには、このタンザクハゼエリアまで潜っていくと、
なんと片道30分オーバー。
ある意味、上級者が見る生物だったりも。

こちらも地味ですが、ムチヤギカクレカニダマシ

おそらくレッドビーチ以外で見ることはないであろう。
ちょっと腕組みしてるような太々しさがいい感じかも。

ヨコシマエビ。
普通はガレの裏などにいることもあるけど、
とにかく動きが素早いので撮影は難しい。

ここの個体は、ちょうど溝のようなところにはまったガンガゼの奥に
隠れているので、写真のほうは比較的撮りやすいかも。
ただ、個体数が年々減少してるので、
ひょっとしたら来シーズンは見れないかも・・・。

ただ、ここに入れなくなると、
冬も終わったな〜って感じかも。
こうなると、真栄田岬や残波岬にも入れるようになるんですよね〜。

やはり下曽根はスゴイ!

もはや遠征といってもいいくらいの場所。
慶良間の遥か南西。
那覇からだと、最も遠いといってもいいくらいのポイント。
そして、おそらくケラマ最強とも呼べるのが、ここ「下曽根」。

一時期、マンタが出まくってフィーバーしてたときもありましたが、
今はその喧騒も過ぎ去り、
行けたらラッキーなくらいな感じのポイントに。

南西にあるところなので、メインは冬。
冬場、緩い北風なくらいで、
船に乗合のメンバーの実力がドリフトダイブできるほどで、
なおかつ、上げ潮(満潮に向かう時間)で無いと入れない。

我々、インストラクターでも、
数えるほどしか入ることができないポイントだったりもするのだ。

そこになんと、新年早々入ることができましたよ。
で、すごいマグロ。
まさにマグってる状態ってば。

いや〜、ほんと冬場ってまったり砂地ばっかりになってしまう中、
このマグロの大群には大興奮でしたね〜。

ナガンヌ曽根・シャークポイント

チービシにやたらとネムリブカがいるポイント、知ってましたか?

実は自分もここで潜ったのは最近の話で、
本気でネムリブカが5、6匹グルグルしておりましたよ。
ちょっと怖いぐらいにね〜。

本気でウヨウヨしており、ダイバーを恐れる気配が全くないかも。
それもそのはず。
実はここ、その昔(でもなかったりもするけど)、
漁師がサメ達に突いた魚で餌付けしてそうで、
ダイバーが来ると餌をくれると思って寄ってくるように。

まあ、魚と違って、紛れもないサメなので、
かなりビビちゃいますけどね〜。
自分のゲストもパニックにならなくてほんとよかった・・・。

あとはサメ以外でもアカヒメジの群れが素晴らしい。

これだけでも十分お腹いっぱいかも。
まさにウチザンのメインの根以上のボリュームかも。

最後に結構群れてるアカヒメジの群れを割って出てきたネムリブカ

ほんとサメ好きなら一度は潜ってみたいダイビングポイントですよね〜。
ちなみにチービシの一番奥のナガンヌと慶良間の前島の間に位置する大きな根、
ナガンヌ曽根にありますよ〜。