イシキリというポイント
美ら海水族館のすぐ手前。
かなり遠いので、うちはほとんど潜ることがない。
大抵は手前の金武のレッドビーチで済ませることが・・・。
この日は運悪くレッドビーチに米軍がいっぱい。
そう、実はここ米軍の施設でもあるので、
米軍の船が入ってくるときは潜れなくなるのだ。
ということで、急遽、足を延ばして、
このイシキリまで行ってきましたよ。
ここは昨年末、
白黒縞々のトラフザメの幼魚がいたことで話題に。
暇なダイビングガイドがノーゲストでも、
見に来ちゃうくらいのレアものなのだ。
ただ、この子もやはり長くは居つかず、
1か月ちょいでいなくなってしまった。
一時のブームは去ったものの、
それでも、一部の熱狂的な地元セルフダイバーや、
マニアックなフォト派のゲストをつれて潜るショップもあるのだ。
その中でも鉄板なのが、やはりナカモトイロワケハゼ。
水深20mちょいとかなり浅め。
しかも、バンバン出てきてくれるので、
水中写真も撮りたい放題ってね。
それと、同じく黄色の生物でもある、
ハナヒゲウツボの老成魚。
何気に、5年前くらいにも出てきた超レアもの。
幼魚は黒、成魚は青、そして老成するとこの色に。
おそらく見たことあるダイバーは
ほとんどいないんじゃないかと。
正直、トラフザメの幼魚が出ていなければ、
確実にこの子が主役級の人気だったと思われるけど。
ま、こんな感じに、
トラフの幼魚無き今でも、
十分に魅力的なポイントだったりもするんですよね〜。
ただ、とっても遠いってこととと、
駐車スペースからかなり歩く、
そしてエントリーがちょっとキケン。
さらには、トイレも無いというなかなかの悪条件。
好きな人はハマるポイントであったりもするんだけど、
ビギナーレベルだと、ちょっとキツイだけのポイントかもな〜。
黒北のウミウシの壁
すっかりご無沙汰になってますが・・・。
これからの時期、ハードローテーションになる黒島北。
慶良間でもかなり那覇よりにあり、
一本目でここで潜れると、ボートスケジュール的にかなり余裕がでるので、
船長的にはまずは黒島からって流れがうれしかったり。
まあ、さんざん潜るところであることは間違いない。
ここは初心者から上級者まで楽しめる。
黒島本体は体験ダイビングもやりやすい。
そして、上級者ダイバーは離れねのツインロックに向けて、アンカードリフトで潜ることも可能。
まさに初心者から上級者まで、皆が楽しめるオールマイティーなポイントでもあったり。
でも、やっぱガイドとしては、
毎日のようにここで潜ると、ネタに困る。
ゲストは入れ替わるので、同じものばっかり見ててもいいんだけど、
やはりガイドのほうが飽きちゃうってのがあったり。
で、いつも新発見に満ち溢れているのがこのウミウシウォール。
水路になった壁沿いにウミウシがわんさかいるのだ。
しかも、特定の種類の大量発生というわけでなく、
とにかく種類が豊富で、注意深く探せば、ここだけの1本で30種ぐらいは見つけれることも。
2016.4.21 慶良間諸島・黒島北 水深6m〜8m
ちなみに時計回りに、
・イシガキリュウグウ
・シロタスキ
・オショロミノウミウシ属の一種10
・ルージュミノ
・キスジカンテン
・ジュッテンイロ
・ウスフジイロ
・フジエラミノ
・サビウライロ
マクロ派ダイバーなら、
もうこのウミウシウォールだけで3ダイブイケちゃうくらいだな〜。
ケラマンタ!ウチザンにて!
今年はなかなかマンタの出の悪いウチザン。
うっかり、下曽根なんかでバンバンとマンタフィーバーしてたりしてたんですが、
ようやくウチザンでもゲット。
2015.10.20 慶良間諸島・ウチザン礁 水深22m
マンタ狙いでいったい何本潜ったんだろうってポイント。
当然、勝率はかなり低いわけではあったりするけど、
その分、ここで見られるマンタにはなんとなく灌漑深いものがありますな。
いつものポンポンポンと言われる根の周りを優雅に旋回。
一旦いなくなってしまったものの、再び戻ってきてくれるというサービスっぷり。
合わせて10分くらいはゆっくり見れたんではないでしょうか?
これから、北風も強く吹き、なかなかウチザンに入れるコンディションも減りますが、
こりゃ行ける時には突っ込んじゃう価値があるかもしれませんな〜。
ピカチューシーズン到来!
沖縄でもピカチューが見れる!
って、ピカチューってなんやねん!って突っ込んじゃった人。
実は、「ウデフリツノザヤウミウシ」のことなんです。
伊豆とかだと、結構見られるそうですが、
ここ沖縄だとほとんど見ることができないのだ。
ただ、この山田ポイント。
こちらで、毎年、夏の時期から出始めるのだ。
2015.8.8 沖縄本島・山田ポイント 水深16m
見れる場所はただ一か所のみ。
この背景にも写ってる漁網の中。
ここに、このピカチューの好きな餌となるものが多いのだと。
ただ、この漁網はかなり広い。
捜索にかなりの時間が要することも・・・。
この日も水深20mくらいで15分も粘ってしまったが。
けど、その分、見れたときの喜びも大きいんだよな〜。
ナガンヌ南のマダラエイ
チービシだからって侮るなかれ。
ナガンヌ南で、意外にも高確率で巨大マダラエイが見れちゃったり。
2015.8.6 チービシ諸島・ナガンヌ南タートルシティ 水深16m
この迫力。
オラオラ感がなんともいえませんな〜。
ちなみにこの日、カメポイントでもあるタートルシティーはなんとノーカメ。
その替わりといってはなんですが、
こやつが砂地にドーンと鎮座してましたね〜。
何気にこのナガンヌ南、台風時とか海が大時化のときしか潜ることがない。
それにもかかわらず、結構な確率でマダラエイ目撃情報を聞いちゃったり。
トータルしたらウチザンのマンタ遭遇率よりも高かったりもして・・・。